住まいのはなし#27 | 快適な家づくり 4
身を守る 2
今年の台風は通常の経路とは逆の西進するものや、連続して発生する大型台風等、例年とは違う現象が記録されることとなりました。
滋賀県でも先の台風20号では最大風速20m・最大瞬間風速35mと予想されれていたようです。
台風の規模として、最大風速32.7mを超えると「強い台風」、43.8mを超えると「非常に強い台風」と呼ばれるそうですが、例えば風速30mでは、屋根が飛んだり電柱や、しっかりしていない家が倒れることもあるそうです。
そこで自分の家をどの程度の耐風性能を持たせるかということですが、地域によって担保したい性能値は変わってきます。そもそも構造計算の中には耐風性能の数値をどこに設定するかということも含まれているのです。
耐風等級(地域) | 風速(参考値) | 最大瞬間風速 |
---|---|---|
1(住宅地) | 34m/s〜36m/s | 50m相当 |
2(海岸沿) | 37m/s〜42m/s | 60m相当 |
特別地域(暴風域) | 46m/s〜 | 台風被害が多い地域 |
弊社では今後考えられる異常気象を鑑み、耐風性能2を標準に設計していますが、これもお客様の考え次第で選んでいただけます。
異常な気候の変化を見越して、命や資産を守るには耐風性能値を考えることも大切です。
(大橋)
前回の記事「住まいのはなし#26 | 快適な家づくり 3」はコチラ
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