WORKS

休日のための洗練を極めた和モダン

お引き渡しから10年を経過されたN様邸。モノトーンのみの抑えた配色により、シックで落ち着いた印象の外観から鉄筋コンクリート造のようにも見えますが、SE構法による木造住宅です。
プランにおいてテーマになったのが、隣地や前面道路からの視界を遮りながら、内側からは開放感を得ることができる空間構成。この課題に対しての提案は、敷地に対して北東側に建物を寄せて、南西側に中庭を置く。そして、この中庭に向かって大きな開口部を設けるというものでした。
中庭を取り囲むように完成したLDKは、アイランドキッチンのゾーン、掘りごたつテーブルのあるサブリビングゾーン、そして薪ストーブと吹き抜けのある開放的なゾーンと、L字型の形状を生かしたゾーニングをすることで、ただ広いだけではなく目的や季節に応じて様々な使い方ができるようになっています。

OUTLINE

建築地:
滋賀県大津市
構 造:
木造(SE構法)
敷地面積:
256.00m²
延床面積:
229.74m²
1F床面積:
127.05m²
2F床面積:
102.69m²
竣 工:
2007年12月

VOICE

「最初は鉄筋コンクリート造を考えていたんです」とご主人。「壁や柱が少なくて窓の大きな建築は木造では無理だと思っていたのです。でも、鉄筋コンクリート造は夏は暑くて冬は寒いと聞いて、さてどうしよう?かと。そうしたらSE構法というものがありますよと提案されました」。木造でありながら大空間や大開口を設けることができるSE構法は、N様はピッタリだったかもしれません。

プランについて「一番最初にお願いしたのが『裸で歩ける家』にできませんか?でした」と笑いながらご主人。「住宅地における隣家や道路からの視線を遮りながら、一方で開放感を得られる家にしたいという意味で」。そして提案されたのが中庭を囲むようなL字型のプランと、吹き抜けのある59㎡の広いリビング。「シンプルに部屋数は少なく、そしてひとつひとつの部屋は広くという希望もちゃんと反映されていました」とご主人。休みの日には薪ストーブに火を入れ、ここでのんびりくつろがれるとのことです。
「でも休みの日はもっぱらロフトにこもって模型づくりをしていることが多いかも」。ご主人の趣味はNゲージ(鉄道模型)のジオラマ製作。6帖弱のロフトスペースいっぱいに広がるミニチュアの街は壮観そののも。作りはじめてすでに10年目だそうですが、「完成までにはまだ数年かかるかも」お孫さんに見てもらうのを楽しみにコツコツと製作をすすめられています。

模型同様にデザインにも関心の高いご主人はインテリアについても要望を伝え、何度も打ち合わせをされたとのことです。「リビングルームにある掘りごたつ風のサブリビングは、山代温泉の旅館の特別室にあるものをイメージして造作してもらいました。インテリアの雰囲気を確かめるために、大輪さんと実際に宿泊もしてみましたよ」とのことです。

「家づくりにあたって建築デザイン学校で教鞭をとる親戚に相談。その生徒にインテリアコーディネーターの資格取得のために学ばれていた、大輪建設の大橋常務がいらしたんです。それが大輪さんとの出会いでした」と、奥さま。「大橋常務、そして社長の人柄で大輪さんにお願いしようと。他社への依頼は考えませんでした」お引き渡しから10年を経過しましたが、いまうかがってもうれしいお言葉です。

N様イメージ

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