「旧伊藤伝右衛門邸」〜筑豊の炭鉱王が遺した粋の世界
日本中が猛暑で異常気温になっていた26日。
新聞に「花子とアン」の舞台となった、炭鉱王の旧邸の記事が載っていました。
7月だけでも来場者が昨年の10倍の約1万8千人となる見込み、
と、実際にその内の1人になってきました。
早めの夏休みを頂き九州に帰省したついでに、折角だからと飯塚まで行ってきました!!
旧伊藤伝右衛門邸は遠賀川沿いの幸袋にあります。
2007年から一般公開されていて、入館料300円を払うと、目の前に入母屋造りのどっしりとした表玄関が現れます。
すでに大勢の人が訪れていて、その人気ぶりが窺えます。
本座敷廊下の不思議な船底天井の立体感を眺めていたら、
ガイドの白神精一さんに懇切丁寧にご説明頂きましたが、麻生家はこの廊下の3倍の長さがあるとのことです。
建物は明治期に大広間、食堂などが建築され、大正期に燁子(白蓮)が伝右衛門氏と結婚してから
燁子(白蓮)の居室、東座敷、中座敷、玄関前、応接間、書斎などを建築しています。
伝右衛門氏の居室のところの壁が新しかったので変だと思っていたら、そこはかつて仏間だったそうです。
今はこの仏壇は大分県の別府の木材を営む方のところにあるそうで、
昔は栄えた家の仏壇を譲り受けると、さらに家が繁栄すると言われていたそうです。
白神さんの持っている写真を拝見したら、お寺みたいな仏壇が!
伝右衛門氏のイメージはどうもテレビの影響が強いのですが、実際はこんな方でした。
当時、174cmの身長というとすらりとした方だったようですが、カッコいいですね。
実際に建物をくまなく拝見すると、そこここに可憐で優しい意匠、細やかな細工がちりばめられていて驚かされます。
燁子(白蓮)を迎える伝右衛門氏の気持ちがなんとなくわかるような気がします。
庭全体が見渡せるのは、2階の燁子(白蓮)の部屋からだけだということです。
ドラマは駆け落ちしてからの佳境に入りました。
この後の展開がますます気になります!
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