住まいのはなし#10 | 強い木の家を考える
地震大国で家を建てるという事
日本の面積は世界の面積の400分の1。そこに世界の地殻エネルギーの10分の1が集まっています。だから明治以降、死者千人以上になった大震災はなんと10年に1回起きています。
琵琶湖西岸断層帯を有する滋賀県も対岸の火事ではなく、南海トラフ巨大地震が起きれば、最大で震度6強となると県も予想しています。
住宅を建てて100年住み繋ぐという事は、その100年間に起こる地震に耐える構造を持たなければいけないという事です。逆に言えば、被災しても翌日から以前の暮らしができるような「強い家」を建てれば、それが最大の防災になるという事なのです。
熊本地震では、連続した地震によって新しい家も倒壊したことが報告されていました。
建築時には、基準法があり耐震性能をチェックしているはずですが、木造2階建て住宅は構造計算ではなく代わりの壁量計算でクリアしていることになっています。その壁量も地震のある度に増えているので、建築時には適合していた住宅が、基準が変更になった途端に不適合住宅になっている例が現実にあります。これって変じゃないですか?
木造2階建て住宅にも、他の建築物と同様構造計算しないと本当に耐震性能が担保された事になりません。
木造も条件さえ整えば、構造計算=許容応力度計算は可能です。これが「強い木の家」「資産価値のある家づくり」の根本ですが、詳しくは次回で。
前回の記事「住まいのはなし#9 | 強い木をつくる」はコチラ
次回の記事「住まいのはなし#11 | 強い木の家を計算する」はコチラ
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