NEXT21とは、近未来の都市型集合住宅のあり方について、環境・エネルギー・暮らしの面から実証・提案することを目的に1993年に建設された実験集合住宅です。

実際に大阪ガスの社員さんとその家族が居住し、時代に一歩先んじた居住環境、設備を体験する実験を通じ、これからの集合住宅を検証されています。

集合住宅は立体的な一つの街であるという考え方で、地上から屋上まで立体的に植栽を積み重ねて、共用廊下や階段が街の街路空間として機能しています。

22種の野鳥の飛来や21種の自生植物の生育も確認されているそうです。

およそ5年をひとつのフェーズとして、今まで第1フェーズから第3フェーズを通じて実験の成果が得られているということです。

そして第4フェーズ実験では「環境にやさしい心豊かな暮らし」を追求した集合住宅のかたちを具現化する実験に取り組んでいくということです。住棟と地域の間に中間領域を設け、地域にも開いた空間として様々なアクティビティを行う場を提案。
居住者同士、または居住者と地域住民、あるいは地域住民同士のつながりを創出しようというものです。

大輪建設でも日常から設計や施工にも省エネ・環境・人の住まい方の考えを大切にしていますのでとても勉強になった見学会でした。