「家族が集まる高台の家」気密測定
先日、「強い木の家をつくろう展」の会場にもなった、こちらのお宅。
その際にも、気密や断熱についてのお話をしましたが、
今回は機械を使って、実際に気密測定を行いました。
ここで、気密測定について、少し予備知識です。
気密測定の結果で求めることができるのは、C値(相当すきま面積)といわれる値。
C値が小さいほど気密性は高くなります。
また、気密性能は、地域によって要求度合いが異なります。
北海道、青森県、秋田県、岩手県地方などの寒い地域では、C値が2.0以下となる住宅を気密住宅と規定しているのに対し、それ以外の地域では、C値が5.0以下の住宅を気密住宅としています。
さて、それでは換気扇やエアコンダクトの穴を養生テープでふさぎ、測定器をセットしていざ測定です。
測定には、写真のような機器を使用します。
送風機をオンにすると室内が少しずつ負圧になっていきます。
引違い掃出し窓の下のほうに手をかざすと、ほんの少し冷気が入ってくるのがわかりました。
結果はどうだったかというと・・・
なんと!C値 1.19
かなりの高気密住宅であることがわかりました!
硬質ウレタンフォームを隙間なく吹き付けていますので、気密性が高いことが実証されました。
実際にどのくらいの気密性があるのか、数値で確認できるのでとてもわかりやすいです。
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