住まいのはなし#19 | 謹賀新年
ハレとケ
明けましておめでとうございます。
オリンピックイヤーの今年、皆様には新たな気持ちで迎えられたことと存じます。大輪建設も創業146年となり、地域の皆様に支えられてきましたことに感謝し、安心・安全・快適な建物を建てることに精進したいと年頭にあたり気持ちを新たにしたところです。
さて、この住まいのはなしも22回目を迎え、今回はハレとケについてお話したいと思います。学生の頃、寝殿造り(平安時代の貴族の住宅)は、ハレとケに区分され、ハレの空間は南庭に面した公式に使われる表向きの非日常空間。ケとはその奥の北や東・西のプライベートな日常空間と習いました。今や住宅の中心は家人となり、ハレのケ化なのでしょうか、改まったハレの空間はだんだん少なくなってきました。和室という客間が無くても、玄関やアプローチはハレの空間であって欲しいと思っています。
アプローチやそれに続く玄関はその住まいの顔でもありパブリックな場です。自慢の我が家に来られたお客様が最初に目にする場所が心地よく、また家人の嗜好が感じられるなら、お客様だけでなく、毎日の生活のいろどりにもなることでしょう。
ハレの空間は、お客様の為だけではなく、毎日の生活のリズムの中で、気持ちを落ち着かせ、帰宅や外出時の心のよきスイッチとなる。そんな空間であって欲しいと、お正月というこのハレの時期に思っております。
前回の記事「住まいのはなし#18 | 豊かな暮らし」はコチラ
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