北側道路でも問題ナシ??敷地と方位の考え方
今回は「敷地と方位の考え方」についてのお話です。
住宅で方位というと、家相や太陽の位置、影、風向きなどなどを思い浮かべますが、みなさんはどうでしょうか?
| 敷地と方位の関係
家はプランによって方位や敷地に合わせることができますが、変えることができないのが「敷地」と「方位」の関係です。特に、土地を探されている方にとって気になるところではないでしょうか。
| 2つの土地を例に見てみる
例えばこのような2つの土地があったとしましょう。異なっているのは方位のみ。
それぞれ道路以外の3面に隣家が建ち、南側が道路の土地と、北側が道路の土地です。
皆さんなら、どちらを選びますか?
a)南側が道路
南側が道路の敷地は、太陽からの光がたくさん入り、車もたくさん停められそうですね。なかなか良さそうな感じがします。
しかし、こんなことも考えられます。道路からの視線が気になるので、カーテンをいつも閉めてしまう。とか、リビングから見えるのは車の後ろ姿・・・などです。
b)北側が道路
一方で、北側が道路の敷地はどうでしょうか。道路側を駐車スペースにすると、太陽からの光は期待できそうにありませんね。
そこで、少し見方を変えてみました。
南側に庭を設けて駐車スペースをビルトインにすることで、プライベートな庭の空間と、少し他とは違った雰囲気の建物になりそうです。
正面から見る外観はこんな感じのカタチになりそう・・・?
実際には方位だけではなく、周りの建物の状況や道路との関係、高低差など多くのことが関わってきます。
今回は北側道路に味方をしてお話しましたが、もちろん、南側道路の敷地でもプラン次第で素敵な暮らしが送れます。
| 最後に
敷地と建物の関係はとても大切で、お客様から家づくりについてのご要望をヒアリングした上で、周りとの環境を考えながら、土地の条件を活かす設計をしていきます。
「南側が道路だから良い」と判断するのもひとつですが、土地にはプラン次第でデメリットをメリットに変える多くの可能性があります。
土地をお探しの際には、ぜひ参考にしてみて下さいね。
おすすめの施工例
お問い合わせやご相談はお気軽に
NEW
CATEGORY
- 現場ルポ
- 中庭を囲む三角屋根の家
- 豊かな窓際のある住まい
- 木の温もりを感じる瓦屋根の家
- 大きな切妻屋根の家
- アイアン階段が繋ぐ光の家
- 木のぬくもり溢れる暮らしに寄り添う家
- 吹抜けと高い天井で明るくゆとりのある家
- プライベートスカイのある家
- 薪ストーブとともにある住まい
- 京都・奥行きのある家
- 角地にたつ寄棟屋根の家
- 暮らしとともに育つ家
- 4つの余白の家
- 旗竿地にたつ帰りを迎える家
- ワンルームのようなつながりを楽しむ狭小3階建て
- 狭小地にたつ光庭の家
- サスティナブル・ハウス
- キッチンから庭の緑を望む家
- 暮らしを楽しむ小さな平屋
- 人が集まるグルーヴィーハウス
- 様々な落ち着く場所がある懐かしい家
- 平屋暮らしのできるL字ハウス
- クライミングハウス
- 三井寺 小路の家
- 彦根の家
- 年中快適 ゼロエネハウス
- プライベートサロンのある家
- 性能のはなし
- エネルギ—のはなし
- 暮らしのデザイン
- 若手設計士の日々ログ
- 日々のしごと
- 日々のできごと
- よく聞かれる10の質問
- コンセプトハウス
- よもやま話
- 住まいのはなし
- スタッフ
- 会社の活動
- 2015年以前のブログ