第一種換気（2）

第一種熱交換型換気システムについて先回お話しましたが、利点としては

① 室内に汚れた空気や湿気が溜らない事。
② 温度・湿度共に90％ほど回収される為省エネ効果がある事。

などがあり、弊社お勧めの設備ではあります。

ただきれいな空気質を保つには、手軽にメンテナンスできることも重要です。高い壁や天井に設置されている熱交換器は、フィルターの掃除等なかなか面倒で、こまめなメンテナンスができにくいのが現状です。若いうちはまだ簡単ですが、高齢になるにしたがってさらに困難になります。


弊社で提案していますシステムは、排気口と給気口は低い位置にあり、脚立などが必要なく、普段の掃除機や水洗いの掃除で誰でも簡単にメンテナンスができるものを選んでいます。フィルターの目詰まりは、換気不足や故障の原因になり、黴菌の温床にもなるので、日々のこまめなメンテナンスが重要です。


人間が一生のうち、摂取する空気の57％は「室内の空気」です。しかし室内の空気は、花粉・ハウスダスト・PM2.5・カビ・ウィルス・VOC等で汚染されています。これらが原因で引き起こされるアトピー・不眠・めまい等の健康被害が問題になっており、さらに近年は住宅の「気密・断熱化」によって、一旦室内に入った汚れた空気はなかなか室外に排出され難くなった為に、結果子供の喘息も急増中です。新築を機に換気も考えたいものです。


（大橋）

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