優しい階段と手摺
こんにちは。設計の吹上(フキアゲ)です。
階段は毎日欠かさず行き来し、手や足にも触れる部分。
その素材や上りやすさは、とても大切になります。
デザインだけでなく、気持ち良く上り下りができる階段をお届けしたいものです。
上り下りしやすい寸法
昔の階段は勾配がきつく、急で怖い階段がよくあります。
「昔住んでいた家がそうだったよ」という方もきっと少なくないはず。
建築基準法では住宅の階段についての決まりがありますが、あくまで最低基準なので、実は最適な寸法とは言えません。
| 建築基準法の階段
蹴上 23cm以下
踏面 15cm以上
階段には上り下りのしやすい寸法があるのをご存知でしょうか。
蹴上と踏面のバランスによって上り下りのしやすさは決まります。
勾配46度以下
蹴上×2 + 踏面 = 55cm~65cm
基準法の階段だと勾配56度くらい。(手摺が無いと急で怖い)
蹴上 19cm 踏面 22cm ぐらいにすると上り下りしやすくなります。
1階の高さ(階高)が高いほど段数が増えたり、蹴上が高くなります。
自分の家の階段の寸法はしっかり確認しましょう!
触り心地のいい手摺
手摺は安全のためだけでなく、階段の印象を決める大きな役割があります。
素材の話からすると、木製・樹脂・鉄骨(アイアン)に大きく分かれます。
それぞれに特徴がありますが、
大輪建設ではよく手で触る部分には木を使うようにしています。
少し金額は上がりますが、手摺は毎日欠かさず触る部分!
優しい肌触りのものを好んで選びます。
木は年月が経つと味がでて、より良い風合いになるのもポイントです。
手摺の形
手摺の形はサークル、キューブ、フラットとあります。
大輪建設ではできるだけサークルやキューブ型を使うようにしています。
手摺を鉄骨にする場合でも上に木製の笠木の乗せ、キューブ型にするのもおすすめです。
握りやすいだけでなく、優しい印象の階段になります。
ではでは次回もお楽しみに。
おすすめの施工例
お問い合わせやご相談はお気軽に
NEW
CATEGORY
- 現場ルポ
- 中庭を囲む三角屋根の家
- 豊かな窓際のある住まい
- 木の温もりを感じる瓦屋根の家
- 大きな切妻屋根の家
- アイアン階段が繋ぐ光の家
- 木のぬくもり溢れる暮らしに寄り添う家
- 薪ストーブとともにある住まい
- 京都・奥行きのある家
- 角地にたつ寄棟屋根の家
- 暮らしとともに育つ家
- 4つの余白の家
- 旗竿地にたつ帰りを迎える家
- ワンルームのようなつながりを楽しむ狭小3階建て
- 狭小地にたつ光庭の家
- サスティナブル・ハウス
- キッチンから庭の緑を望む家
- 暮らしを楽しむ小さな平屋
- 人が集まるグルーヴィーハウス
- 様々な落ち着く場所がある懐かしい家
- 平屋暮らしのできるL字ハウス
- クライミングハウス
- 三井寺 小路の家
- 彦根の家
- 年中快適 ゼロエネハウス
- プライベートサロンのある家
- 性能のはなし
- エネルギ—のはなし
- 暮らしのデザイン
- 若手設計士の日々ログ
- 日々のしごと
- 日々のできごと
- よく聞かれる10の質問
- コンセプトハウス
- よもやま話
- 住まいのはなし
- スタッフ
- 会社の活動
- 2015年以前のブログ