外観を決める重要なポイント!屋根の役割とは?
皆さん、屋根の役割ときいて、何を思い浮かべますか?
雨露をしのぐ、日差しをしのぐ・・・そんなところかと思います。
ですが実は、屋根は建物にとって重要な役割を担っています。それは外観です。雨風をしのぐのはもちろんのこと、建物の形をつくる上でとっても重要なんです。
| 地域によって変わる、屋根の種類
屋根の形は昔からいろいろで、入母屋、切り妻、寄せ棟、片流れなど、たくさんの種類があります。
また、住む地域によっても様々で、日本列島を北から南へ移動するとよくわかる(はずです・・・笑)使われている材料も、ガルバニュウム鋼板、瓦系、ストレート系など、デザインや地域によって使い分けが必要です。というわけで、屋根は建物の外観を左右する大切な部分なのです。
しかし、屋根にこだわりすぎて複雑なデザインをすると、雨漏りの原因になったり、コストUPになってしまうこともあるのでご注意を!
| 時代によって変わる、屋根の形
過去にさかのぼって屋根を見ていくと、平穏な時代の屋根は緩やかな勾配、荒々しい時代には急な勾配に・・・時代により変化するのも屋根のデザインというわけです。おもしろいですね〜
この40年を振り返ってみても、さまざまな流行がありました。モダン、アーリーアメリカン、南欧風、シンプルと、流行に合わせた建物が建ち、当然そこでは屋根のデザインも変わっていきます。
| 現代は「省エネ時代」の屋根?
最近、新しいお家を見ることがあると、片流れの屋根をしているお家をよく見るなぁと感じることはありませんか?今日では、国の施策であるZEH(ネット・ゼロ・エネルギーハウス)とやらで、太陽光を乗せやすくするデザインが主になっているのかもしれません。
ZEH(ゼッチ)とは? | ZEHの背景と日本の取り組み #1」はコチラ
皆さんは「ZEH」という言葉をご存知でしょうか?
新築時において、2020年以降には「ZEH」に適合した住宅であることが義務化されます。そして、2030年以降には「スマートハウス・LCCM(ライフ サイクル カーボン マイナス)」住宅といわれる、CO2排出率を0%にする住宅であることが義務化になるようです。
国レベルでそういった動きがあるということを、知っておいてもいいかもしれません。
| 最後に
ちょっと話がそれましたが・・・屋根の形は建物のデザインを決める重要な部分です。国の施策によって屋根の形は変わりつつあるものの、設計者のこだわりはいつの時代になっても変わりません、設計者は常にチャレンジしていきます。
これからもご支援よろしくお願いいたします。
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